アマチュアViolin弾きの「独り言」

~思いついたこと、気になることを自由に、気の向くままに~~<そうして中断です>~

最近はまっている曲

最近、折に触れて弾く曲が有る。
ヴァイオリン初心者の方でも、一応は弾ける曲。
その曲は、コレルリのヴァイオリンソナタOp5の12曲である。
(なお、最後の12曲目は有名な「ラ・フォリア」)


コレルリバロック時代後半の作曲家で、合奏協奏曲、トリオソナタなど
の作品を多数残している。
合奏協奏曲のト短調「クリスマス」は、毎年クリスマス時期に、良く演奏
される。私も、昨年末は2度弾いた。

 

私が、はまっていると言うソナタの楽譜は、ヴァイオリンパートとチェロ
パートがある。
多分、誰か編集者の手が入っているからだろうが、私の手許にはヴァイオリン
パートとチェロパートしか無い。
この時代で有れば、確実に有る筈の、その他の通奏低音が省略されている。
演奏会で使う訳では無いから、当面はこれで十分であるが。


この曲を弾くのは
少し気分的に疲れた時、他の難しい曲の練習時に行き詰まった時が多い。
本来は、この曲自体を細かく勉強するべきなのだろうが・・・・

弾くたびに、何よりもシンプルな曲だけに、発見が有り、フレージングの
事など、いわゆるアーティキュレーション(強弱、スラー、スタッカート等
の演奏上の技法)も自分なりに考えられ、様々な奏法を試してみることが
出来る。
そして何よりも、「これぞコレルリバロック」と言う音楽の喜びに、満ちて
くる。
以前から、知っている曲だが、最近改めて弾いて感じるこれらの感覚。
理由は?
年令を重ねて、モーツアルトが好きになる。
或いは、バッハ(セバスチャン)にはまり込む。
これと同じ様な事なのだろうか?
理由はどうでも良い。
楽しく、心満ちる感情になれているのは事実だから。


今は、バロックを弾けるチェリストと合わせる事が望みである。
ガリガリと弾かれても嫌だし、大きな音で朗々と弾かれても嫌だし・・・・
後輩でバロックも勉強したファゴット吹きが居るが、多忙な生活をして
いるから、頼みづらいし。
共演者問題が少し悩み。