アマチュアViolin弾きの「独り言」

~思いついたこと、気になることを自由に、気の向くままに~~<そうして中断です>~

墓参り

毎年この時期に数名が連れ立って友人の墓参りに行く。

 

夫と子供二人を遺し、未来を断ち切られた友人。
我が家は、彼女の家族と行き来し親しくつきあっていた。
加えて、私はテニス仲間でもあった。

 

彼女が亡くなった時、その夫は海外出張中。
飛行機便の関係で3日かけて帰国した。
私はその間に、様々な諸事をこなさざるを得なくなった。

 

連絡すべき「人」が解らない。
お別れの形式が(仏式だと解っても、宗派が?)解らない。
そして、親許は遠く離れている。

突然に巻き込まれての別れ、未だ年令的にも若く事前に如何
なる考えも聞いていない。
私は悲しむ前に一つ一つの作業、指示出しに追われた。


この時に、彼女の関東圏在住の学友達と知り合うことになった。
毎年、この人達と墓参りに出掛ける。
考えてみれば、彼女との交流の期間よりも、この学友達との
交流の方が長くなってしまった。


彼女と私は年令が同じ。当然、学友達とも同年令。
今では、互いに同窓生であるかの様なつきあいになっている。
その人達と互いの自宅への行き来もある。
この学友達の中から、その後、病没した人も出た。
既に、同窓生的な感覚での親しい関係だったから、当然の様に
お別れの式に、本当の同窓生と共に参列もした。


彼女が結びつけてくれた関係。
悲しい理由からの結びつきではあるが、大事にしなければと
思っている。