アマチュアViolin弾きの「独り言」

~思いついたこと、気になることを自由に、気の向くままに~~<そうして中断です>~

昔の仲間が・・・・

クラリネット吹きの訃報が届いた。
亡くなったのは、学生オーケストラの二年上の先輩男性。

学生時代にはさほど深い付き合いは無かった。

個人的に親しく話したのは、卒業後に始まった「合宿」での出会いから。


実は、卒業後何年か経過した時、この学生オケのOB、OGの間で、
自然発生的に合宿をやろうという気運が盛り上がった。
その結果、毎年夏に信州で二泊三日の合宿が始まった。
ここでは各々が青春に戻り、各地から集まった気心の通じ合うOB、OGが
例年30名程度集う。
朝の6時台からFluteがなりだし、誰かが止め、夜は夜で日が変わるような
時間に、誰かが急に音出しをしたり・・・・周囲が身内だから気兼ねなく、
遠慮無く行動する。
宿泊している施設、近隣の状況から他人様への迷惑は無かったが、とにかく
自由に音出しをして過ごす。その様な合宿。
滞在期間を前後に延ばし、楽しい一時をより深く求める者も相当数。
その合宿は既に10数年。
件のクラリネット吹きの先輩は、その参加者の一人。
最近何年かは体調を崩し不参加ではあったが。


彼が所持していたクラリネットは、一般的な「b管」「A管」。
更に、この合宿は参加者が少ないから、他の楽器の代行をする為に「C管」
まで買い込み、張り切っていた。

その彼は、日頃はOBオケを主たる活動の場とし、地元アマオケにも所属して
サラリーマン生活の余暇を過ごしていた。

私は関東、彼は関西に住んで居るから、この夏の数日のみしか会う機会が
無かった。だから、最近の体調も詳しくは知らない。
特に親しい関係では無かったが、同じオーケストラで過ごし(学生だから
短期間だが)、年に数日のみ出会う関係であっても、やはり寂しい限り。

彼の、あのクラリネットの音色と吹いている姿が、目に浮かんでいる。


**「クラリネット」は移調楽器
   移調楽器は、他にホルン、トランペット等々
   例えば A管(ア―かん)とは、
       その楽器で「ド」を吹くとハ長調の「ラ(A)」の音が鳴る。つまり
       イ長調(AーDur)の音階が基本になっている。