アマチュアViolin弾きの「独り言」

~思いついたこと、気になることを自由に、気の向くままに~~<そうして中断です>~

TV放映の録画

久保田 巧 のViolin演奏

 

私は数少なくなったNHKのクラシック番組の内の一つ、朝6時から1時間
放映されるBSの「クラシック倶楽部」を録画している。
時間のゆとりがある時に内容のチエックをするが、見ないで削除する場合も
多い。
この放映には、NHKは時間を埋める為の?、再放映分も多く、また私の興味
を引かない放映もあるから、タイトルだけ見て削除することも結構ある。


この番組で、久保田巧のViolin演奏が放映された。
南アルプス市の桃源文化会館で昨年4月の演奏。
曲目は
モーツアルトソナタ ト長調 K301と
リヒヤルト/シュトラウスソナタ 変ホ長調

久保田巧は
派手さは無いが、何とも心にしみこむ、じわっと来る幸福感、充実感を
感じる演奏家だと思っている。
実は、私が主催する演奏会に呼び、演奏をして貰ったことが有り、又、知人の
招きで弾きに来たことも有り、数回は身近で聴いている
ピアノはパウルグルダだが、この人の演奏のレベルの高さは言うまでも無いが、
客席に向かっての挨拶のやり方がシャイに見えて、これ又何時も楽しい。


この様な訳で、久保田巧については少しは知識があるつもりだが、
毎回感激する演奏の良さの基本には、人柄の良さ、気さくで飾り気の無さ等が
基本に有るからなのだと思って居る。
多くの奏者に多かれ少なかれ有る「聴かせるぞ」或いは「さあ、弾くぞ」と言った
構えの感じが、彼女から全く感じられない。と思っている。
概ね、本番は舞台袖口で聴くことになるが、その代わりにリハーサル中は客席
に回り聴くことにしている。

 

使用して居る楽器、その調整修理、弓張り替え、使用して居る弦等々について、
楽屋で、打ち上げで寄る店で、或いは会場打ち合わせを兼ねて来られた時に、
食事をしながら話す機会も多く有った。
ざっくばらんに、使用中の弦に対し、何故その弦を使うのですか?と尋ねたり、
楽器のその時の調子について、話しが及んだり色々とあった。

教会での演奏会では、譜面台が無くて、慌てて我が家にかけ戻り持参した事も
有った。
もっとも、これは明らかに主催者の準備不足なのだが。


今回見たのは、約1年前の演奏会映像。
私はCDは勿論、演奏会での記録用音源(公開できないが)は持っているが、画像
での演奏姿は、今回のTV画面が始めて。
間違って、削除しないように!!気をつけなければ!!

 

**曲目の一つ
  「モーツアルトソナタ ト長調 K301」とNHKは(一般的な)表示をしているが
  正式には
  「ヴァイオリン伴奏のクラブサンまたはフォルテピアノのためのソナタ
    (Sonates pour clavecin ou fortepiano avec accompagnement d'un violin) の K301 である