アマチュアViolin弾きの「独り言」

~思いついたこと、気になることを自由に、気の向くままに~~<そうして中断です>~

Violinの弦・・・・

私のViolinのA線の巻き部分に傷がつき少し傷んできた。前回の交換時から、もう8ヶ月経っているから、そろそろ取り替えようと思っていた矢先の事である。私の使用弦(G~A線)はピラストロのOlive(ガット弦)で通しているが、E線はLenznerを使う事が多い。E線は2~3ヶ月で気分次第で交換する。E線についてはLenznerがとにかく安いのが魅力だが、早い時期にどんどん交換する人(プロも)が多いように思う。ところで、A線が昨年末から、今年の初めにかけて相次いで切れたので、この弦のみ交換したが、通常は全弦を同時交換している。

Violin弦の種類は多いが、プロプレイヤーの使用弦は何を使っているのかを調べた時期が有った。音楽会を一時期主催する事が多く有り、その際に相当数のソリストやゲバントハウス・カルテット、シュトイデ(ウイーフィルコンマス)・カルテット等の使用弦も教えて貰った。聞くタイミングだが、相手が答えやすいように、ステージリハーサルを終わって控え室に入る前が、チャンスだと数をこなす内に判った。本番用に照明の変更は必要が無いか等を話しながら・・・・・

そして、肝心の「プロの使用弦」は「千差万別。バラバラ」と言うのが結論。SolistはOliveが多いと聞いたことがあるが、そうでも無い。確かにプロの本番用には維持管理が大変だからかも知れない。各人が好みで、そして楽器との相性もあるから、むしろ千差万別が当たり前なのかも。

もっとも、オケなどではドミナントが維持管理も楽だし、安定しているから一般的には使われているようだ。ドミナントと言えば、グアルネリを使っている有名ソリストも弦はドミナントだった。私が「えっ!!」と驚くと「弦は気にしてないの。とにかく『大きく鳴る』のが大事で」といわれたことがある。

で、私の方は、とにかく全弦交換した。2、3日は音が落ち着くまでかかるが、これもガットの音色を楽しむ為の、毎度の作業である。