アマチュアViolin弾きの「独り言」

~思いついたこと、気になることを自由に、気の向くままに~~<そうして中断です>~

コレルリのVn Sonata

 

Arcangelo Corelli は言うまでも無く、後期バロック期の
演奏家で有り作曲家。
「t&b」の演奏対象であるトリオソナタ多数の作曲家で有り、
私は演奏する為の楽譜も多く用意している。

然し、今回ソロソナタの楽譜を用意し、弾き始めた。
このきっかけは、川田知子(Violinist)の演奏を聴いたのが、
きっかけである。
改めて、弾きたいと思ったのである。


実は、私は川田知子の演奏については、それほど詳しくない。
彼女について、私が感じているのは、演奏面の事では無くて、
個人的に飾り気の無い自然体の人、と言う印象である。

何年か前に、主催した音楽会で弾きに来た彼女の態度が、とても
自然体で好感が持てた事が、頭に残っている。
音楽会を、長年主催していると、楽屋入り、ステージ練習、照明、
音響、ピアノが入ればその調律の具合、食事、飲み物、本番寸前の
様子、ステージへの出入り等々・・・・・
これらに対する音楽家の態度、反応を、目の当たりにすると、その
音楽家個人の人柄、音楽に対する態度等が、否応なく見えてくる。
舞台で見せている音楽家の顔ではない、別の一面が見える。


実は、川田知子出演の演奏会でトラブルが、それも二重に起こった。
演奏が始まると、上手の3,4列目の席で子供が席で立ったり座ったり
と動きはじめた。
それに重ねて、聴衆の補聴器がピーとうなりを生じた。


舞台袖に居た私は、駆けだした。
最後部の客席出入り口(当然、舞台袖から一番遠い)に向かって・・・・
そして、音を立てないように、そっど二重ドアを開け、客席へ。

二つのアクシデントは、私が慌てふためいて走っている間に、各々の
客席近辺の方が対応して下さったのであろう。
収まっていた。

お陰で、そのまま2楽章に・・・・


中休みの時にも、勿論謝りはしたが、演奏会の途中では、全体の流れ
も考える必要があり、簡単に済ませ・・・・
本番終了後、楽屋で丁重に謝罪したところ、「色々な事が、起きるから
大丈夫ですよ」と、あっさりと微笑みと共に、応えが返ってきた。
その様子に、楽屋入りからの態度などを重ねつつ、この人の人柄の
穏やかさと言ったモノを感じた次第である。


この様な背景があっての、彼女のCorelli 9番 だった。

私は単純に、そうだ!!Corelli を弾こう!! と思った。

楽譜は??どこかに有った筈だが・・・・自分の持っている楽譜を探す
よりも、ネットで探す方が早いから、とにかくダウンロードをして弾いた。
演奏会用では無いから、ダウンロード版の正確性は、今は問題外。
無料に勝るモノ無しと言ったレベルの話し。

チェンバロ伴奏は無理だが、チェロ伴奏なら可能だし、楽譜面から見ても可能。
何曲か選択して、Corelli Sonataを合わせようと思う。