アマチュアViolin弾きの「独り言」

~思いついたこと、気になることを自由に、気の向くままに~~<そうして中断です>~

画廊に入り・・・・さて

一昨日と昨日に連続して画廊から「個展開催」の誘いが
有った。
東京の京橋の画廊と地元の画廊からである。

前者の画廊は、
多くの現代美術を扱う画廊が1,2丁目から8丁目や京橋へとの
移転の流れがあったが、その一軒である。
売れない時代だから、少しでも家賃の安いところへの移転だった。
この画廊で、3年ほどやってないから是非にとの勧誘。

 


ところで、
画廊に来る人達の話しを。


先ず、出品者の友人知人などの関係者。
そしてその画廊自体ののフアンと顧客。
更に定期的に各々の獣道のように決めたルートを歩いている人達が
居る。
この最後の分類の中には、制作の参考、時々の流れや傾向と言った
ものを見る為に歩いている作家。
更に、気に入った作品を求めて廻るコレクターがおり、批評家、
美術誌関係者、報道関係等が含まれている。
個々の画廊にはそれなりの特色があるから、概ね展示されている
作品の傾向の判断が出来る。
だから、案内ハガキを頼りにすること無く、各人がその好みで決めた
獣道を回る。
隣り合って何軒かの画廊があっても、決めたところしか行かない。

 

そして付け加えねばならないのは、買い物ついでに、或いは散歩
ついでに覗いて見る一般の人達。


ただ、画廊の立地、地域により、これらの来場者の比率が異なる。

 

最後のぶらっと画廊に行こうとする一般の人達にとって、結構、
画廊は敷居が高いと言われる。
表から、どの様な作品が陳列されているかが判れば、まだしもだが、
作者の名前だけが表示されていたりする。
しかもそれがビルの上、エレベーターを使わねばならない、となれば
入りづらい。

それでも、勇気を出して会場にそっと入る。
作家と思われる人物がいるが見向きもしない、無愛想に座り込んで
いる。
或いは、仲間内と思われる何人かで声高に話している、そして
来場者を見ること無く無視状態。
結構、この状態に遭遇する。
その上、会場に並んでいるのは、意味不明の立体だったり、平面
だったり・・・・・なんじゃこれ!!

 

私からのお節介助言!?

折角、勇気を出して、少なくとも少し思い切って、エレベータで
会場に入り、その様な状態だったら・・・・こちらの存在を示す
為に、一つ咳払い、靴音を立てる等して、関係者がこちらに気づ
いたら、入り口付近で展示物をぐるりと見渡し、フンといった
感じで、サット引き上げる。
(あなたが演技派なら、「何てぐだらない!」という顔をすれば満点)
(得てして、この様な態度しかとれない作家の作品は、実際につま
らない作品が多い)


これは、実は結構応える!!
私は、来場者が有ると、会釈をする。
勿論、様子次第で話しかけたりもする。
他の来客の対応中でも、特に見ず知らずの人には、わざわざ入って
こられたのだから会釈は欠かさない。

ところが、お節介助言の逆バージョンで、こちらと目を合わすこと
無く、入り口付近で展示物をちらっと見て、フンと出ていく人が
極く極くまれに居る。
会場がビルの階上や地下で、中が見えないところでは、表通りに
作品の内容が分かるように表示(写真)をしている。その上で入って
きて「フン」。さすがに獣道族には皆無といえる。この人達は作家名
で事前に判断が出来て居るからである。
「フン」はやはり、一般の通りすがりの人達のように見受けられる。


ただ、私は、「フン」をされると、結構応えて後を引く・・・・

(だから、私は「フン」をしない様に努力!!をしている)

 

昨日、ある作家の回顧展、と言っても10数点のドローイングと
シルクスクリーンの小規模の、にでかけ、画廊オーナーの丁寧な
対応を受けて・・・・ふと、思いつくままに記した。