今日を迎えて

もう、３年が経った。
離れた場所で、何事も無かったかの如くに暮らす私には、色々と述べる資格が
無いのかも知れないが。

回復、復活、等々の従前の状態に少なくとも戻す作業。
例えば、福島原子力発電所の処理、住宅、産業等々・・・それらに注ぐ作業は
大向こうをうならすことは無い。地味で、手間がかかり目立たない。
だから、遅々として進まず、進ませず。
政治家、行政にとっては後ろ向きと捉えているのであろう。
これに対し、
一般受けし、かつ成果がはっきりと見えるオリンピック招致、原子力発電所の
売り込み、そして角度が少し異なるが、国民の視点をずらす一石二鳥の効果も
兼ねての一連の右傾化作業等々。
真の国民の為の政策は置き去りで、後生に大きな悔いを遺す政治が行われている。

然しこれらは
国民が、結果を十二分に承知して選んだ現政権によるもの。
確実に、方向性を見越すことが出来た上で、国民が選んだ現政権。

私は、日々の無為な政治に、大きな悲しみと怒りを覚える。
そして、この様な結果をもたらす事が十二分に承知出来た上で、現政権を選択
した国民に絶望さえ覚える。
と言っても、国民にとって、選択肢が余りにも不足しているのは事実だが・・・

トンネルの先に明るい未来が見えるように、少しずつでも良いから何等かの努力を

したい。