アマチュアViolin弾きの「独り言」

~思いついたこと、気になることを自由に、気の向くままに~~<そうして中断です>~

(続)「東京クワルテット」のラストコンサート

以前にも記したが、
昨年、1969年設立の「東京クワルテット」(弦楽四重奏団)が40年以上の
活動の幕を閉じた。


そして、日本でのさよなら公演が昨年5月に銀座の「王子ホール」で行われたが、
先日、この一部の画像がNHKで放映された。

今回の放映分は
  シューベルト弦楽四重奏曲 15番 ト短調 Op161 D887
だった。

これに先立って、既に
  バルトークの 6番 が放映されている。

なお、さよなら公演当日の演奏はもう一曲
  ハイドンの 83番 変ロ長調ニ短調 Op103
  (このハイドンの作品は未完。2楽章と3楽章のみ完成。) 

 

以前の記事のくり返しになるが
創設メンバーは、共に桐朋学園大学出身で、この後ジュリアード音楽院
学んだ4名の日本人が1969年に創設。
翌1970年ミユンヘン国際音楽コンクールで優勝。
一躍注目される存在になり、以降、世界で活躍することになった。

そして、解散時の日本人メンバーは二人。
創立時からの唯一のメンバービオラの磯村。と1974年から参加した
バイオリンの池田菊衛であった。


私は
毎朝、6時からのTV放映を自動的に録画しチェックして居るので、上の2曲を
視聴することが出来た。
この時間帯の放映はソロか室内楽が中心だから、私には興味深い演奏がたまに
ある。
保存容量の関係も有り、ほとんどはすぐに削除をしているが、時折は保存して
残している。

 

朝6時・・・この時間帯にはNHKのFM放送では「バロック音楽」が放送されて
いる。
もし、視聴者のことを考えるならば、同時間帯に重ねて放送することは無い。
同時間帯に放送する背景は、
NHKだから、クラシック音楽を放送しているという「枠の実績(一定時間数)」
だけは確保したいのであろう。
だから、やりくりが容易な時間帯に放送する。
視聴者の事は二の次。
その様な、体質、考えなのだと推量をしている。

 

で、この東京クワルテット、
以前は、余り興味が無く聴かなかったが、数年前から聴き始めた。
だから、現時点では解散に対しては少し残念な気がしている。
私が、残念などと言うのは、何というか、まあ、フアン(私はその段階では
無いが)の興味というのは結構気まぐれで、「解散」と言う言葉に単純に反応
して居る典型例かも知れない、とも思ってはいる。