アマチュアViolin弾きの「独り言」

~思いついたこと、気になることを自由に、気の向くままに~~<そうして中断です>~

傍観は犯罪

我が家の洗面所に、地域の料理屋から届けられた

「2014年度『今月の標語』」なるカレンダーがある。

5月の標語は

「知るだけではなく、それを実行することが大切である」とある。

 

「標語」と厳密には意味が少しずれるが、

最近、次の様な文言を見聞きした。

一つは、

  「無関心は公害殺人の加害者」

       ・・・・これは、カネミ油症事件に関しての言葉

もう一つは

  「ナチスの大虐殺も皇国日本の侵略も、端緒を無名の市民が

  傍観(つまり許容)し、そこに為政者達がつけ込んだ面がある。

  人間の尊厳を奪う暴力は、必ず我が身にかかってくる。」

 

  その後に

  「私たちは今、まさに分岐点に立っている・・・」と続いている。 

              ・・・・これは、ある裁判の判決に対するコメント

 

集団的自衛権」に関し

朝日新聞の報道によると(ネットからの転載)

  安倍晋三首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に

  関する懇談会」の報告書の全文を朝日新聞が入手。

  他国を守るために武力を使う集団的自衛権の行使は憲法9条

  定める「必要最小限度」の自衛権の範囲内だとして、憲法解釈の

  変更を求めるなど、憲法の根幹を揺るがす内容。

 

つまり、「基本的に権力を縛る憲法を骨抜き」にするのだ。

勿論、予想通りであり、初めから結論ありきの形式的な取り繕った

懇談会だったから、ある意味では驚きは無い。

 

然し

最近の世論動向等を、少し気にして、「集団的自衛権行使」の流れに若干

ブレーキがかかるとしても、恐ろしい方向に向けて突き進んでいる事には

間違いが無い。

 

今、各人、何が出来るか判らないが、

「無関心」のまま、そして「傍観」したまま為政者の思い通りにさせては、

子供達に明るい未来が訪れないことを、速やかに感じる必要があると思う。

 

私は・・・

  下手なViolinをのんびりと弾いて居る時では無いのかも知れない。

  Art作品の制作活動にはまり込んでいては、駄目かも知れない。

 

  「自分に出来ることを、声を上げなければ、行動しなければ!!」

  これは、娘が私に忠告した言葉である。