Alexanderが没した
アレキサンダー(Alexander)が没した。
我が家で飼っていた、薄い茶色の「ピーターラビット」のような
6歳の雄の「うさぎ」である。
この「うさぎ」アレキサンダーは、Los AngelesのHollywoodで
私の娘達と過ごしていたが、1年半前に帰国した。
生まれは日本だが、Losへ連れて行ったので、日米間を往復した
「うさぎ」である。
人間よりもずっと高額な航空運賃で往復をした。
1年半前、Hollywood在住の娘と毎日会話を交わしていたが、
ある日、急に連絡が取れなくなった。
丁度その時期、家族が不在で家には娘が一人だったから、不安に
なり、同じLos Angeles に住む娘の友人に自宅訪問を依頼した。
結果は・・・・・亡くなっていた。
この時、側でじっと見守り続けてくれていたのが「Alexander」 。
アメリカというのは、誠に奇妙で矛盾に満ち満ちているから、
この時から「Alexander」にも苦難の時期が襲った。
アメリカ流理屈に基づき
飼い主が居ない「うさぎ」はすぐに保護。
然し、それは「システム上の保護」(机上の理屈での保護)。
実体は、身動きが取れない狭いゲージに入れ、フンまみれで
収容し、エサを与えたかどうかも不明。
ストレスも重なり、毛が抜け、様相も激変。
保管料金を払わされ、取り戻し、獣医に診て貰い入院。
そして、
飛行機の搭乗が小動物には応えるから、現地でその後を誰かに
頼むことを勧められたが、日本へ連れ帰った。
これが「アメリカの動物保護」の実体。
実は、人間(子供)にも同じ様にシステム有れど、運用は劣悪な
現実がある。
・・・・「児童保護局」が担当する業務。
この「児童保護局」の実体は目を覆うものがあるが、
私が精神的に冷静な状態になれた時に、項を改めて是非とも
記したい。
その様な訳で、日米を往復し、
娘の最期を唯一見守ってくれた「Alexander」。
天国で、娘と遊んでいることだろう・・・・・